雑記 | 2012.09.05 Wednesday 13:41
もうどれ位の時間が経ったのだろうか、
それともまだ然程時間は経っていないのか
誰もいない家の中で、誰の帰りを待てばいいのか。
おばあさんは悲しみと、怒りと、安堵と、焦りに身を委ねていた。
桃太郎が来たことが救いであり、すべての終りであったのだ。
言い知れない恐怖から解放されたのか、これから来る孤独に追われているのか。
考えれば考える程わからない。
外に出ると、生暖かい風が流れている
今頃おじいさんは殺されたのだろうか、そう思った。
家に戻ろうとするときに、何かが目に入った。
あの時の桃だ。